1. 解析でわかること、Search Consoleとの違い
CloudflareのWeb Analyticsの設定画面には、ページの閲覧数やアクセス数を無料で確認できる、と案内されています。Search Consoleは、Google検索での表示回数やクリック数を見るものです。解析は、検索以外も含めて、サイトを訪れた人の閲覧状況を見ます。
| 道具 | 見える範囲 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| Search Console | Google検索での表示・クリック、検索語 | どの語で見つけられたか |
| Web Analytics | サイトに来た人の閲覧数、参照元、ページ別 | どの記事が読まれているか |
2. 入れる前に決める3つのこと
- 何を知りたいか。「どの記事が読まれているか」「どこから来たか」など、見たい数字を先に決める。決まっていなければ、まず入れなくても構いません。
- 利用者への説明を書く。解析のスクリプトを入れると、ページを開いた人の閲覧に関する情報が、解析の提供元に送られます。サイトのプライバシーの説明を、実態に合わせて更新します。
- 入れない選択もある。検索の状況だけで足りるなら、Search Consoleだけで始め、必要になったときに入れる方法もあります。
3. 設定の手順
公式資料の手順は次のとおりです。
- Cloudflareのダッシュボードで「Web Analytics」を開き、「Add a site」を選ぶ。
- ホスト名(
example.comの形)を入力し、表示されたメッセージの枠を選んで「Done」を押す。 - 表示されるJSスニペットをコピーする。
- スニペットを、サイトのHTMLページの、閉じる
</body>の直前に追加する。
公式資料には、Cloudflare Pagesのプロジェクトで、ダッシュボードの「Metrics」から「Enable」を押すだけの方法も書かれています。2026年10月10日に設定したときは、「Web分析」の画面からホスト名を追加する方法で設定しました(プロジェクトの「メトリクス」の画面で、このボタンは確認していません)。
入力したホスト名は、Cloudflareのサイト(ゾーン)として登録しているものではなかったため、画面には「JSスニペットをインストールする必要があります」という案内が出ました。独自ドメインをCloudflareで管理している場合は、画面の案内が変わることがあります。
4. スニペットをサイトに入れて、動作を確認する
画面に表示されるスニペットは、次の形です。トークンの部分は、自分の画面に出る値を使います。
<script type="module" src="https://static.cloudflareinsights.com/beacon.min.js"
data-cf-beacon='{"token": "ここに自分のトークン"}'></script>全ページに入れるため、共通のテンプレート(ページの枠にあたる部分)に1回だけ書きます。入れたら、公開して、公開したURLを開き、ブラウザの開発者ツールの「Network」で、次の2つを確認します。
beacon.min.jsが読み込まれている(応答が200)。cdn-cgi/rumへ送信されている(応答が204)。
公式資料によると、手動でスニペットを入れた場合、計測のデータはcloudflareinsights.comへ送られます。実際の確認でも、読み込みは200、送信は204でした。データが画面に出るまでには、数分かかると公式資料は書いています。
5. プライバシーの説明に書くこと
解析を入れたら、サイトのプライバシーの説明に次の点を書きます。
- 解析の目的(どのページが読まれているかを知るため)。
- 提供元の名前(Cloudflare Web Analytics)。
- ページを開くと、閲覧に関する情報が提供元へ送られること。
- 保存の期間。公式資料によると、詳細なデータは7日間保存され、その後は集計された形で保存されます。
- 記録されないもの。公式資料によると、URLのクエリ文字列は記録されません。
Cookieについて書くときは、実際の動作と提供元の説明で確かめてから書きます。今回確認した公式資料に、Cookieの扱いの説明はありませんでした。参考として、このサイトのページを開いた直後に、ブラウザの開発者ツールでCookieとlocalStorageを見たところ、どちらも0件でした(1ページ・1回の確認です)。法令で求められる記載は、事業の内容によって変わるため、必要な範囲を公式の案内などで確認してください。
6. 見る数字は3つで足りる
- ページ別の閲覧数:読まれている記事と、読まれていない記事。
- 参照元:検索、他のサイト、直接のアクセスのどれが多いか。
- 国と端末:見られている端末が、スマホ中心かどうか。スマホが多いなら、スマホでの表示の確認を優先します。
数字は毎週同じ曜日に見て、記事を直すかどうかの判断に使います。訪問が少ない間は、数字の増減ではなく、「どの記事に訪問があったか」を見る方が役に立ちます。
参照した公式資料
2026年10月10日に確認したCloudflareの公式資料と、同日にpages.devのサイトで実際に設定したときの画面の観察に基づきます。観察は1サイト・1回分です。Cookieなどの扱いは、公式資料で確認できなかったため、断定していません。この記事に広告はなく、外部リンクは公式資料への通常リンクです。