1. サイトでしてほしい行動を一つ選ぶ
「自分の事業を知ってほしい」から、もう一段だけ具体的にします。相談の申し込み、サービス内容の確認、店舗への来訪など、最も大切な行動を一つ選びます。例えば写真撮影の仕事なら、「家族写真を検討する人が、撮影例と料金の考え方を見て、日程を相談できる」です。
この一文は制作中の判断基準になります。予約カレンダーを付けるか迷ったら、その機能がないと日程相談が成立しないかを考えます。まずメールで調整できるなら、初回公開では予約機能を見送る選択もできます。
MDNの入門資料でも、コードを書く前に内容やサイトの役割を考える流れが紹介されています。ここから先の表は、それを小さな事業サイト向けに整理した制作メモです。MDNのサイト計画ガイド
2. ページを増やす前に、必要な情報を並べる
ページ数から決めると、空いたページを埋めるための文章が増えがちです。先に、訪問者が判断するための情報を揃えます。次の四項目は一例で、すべてを別ページにする必要はありません。
| 情報 | 載せる内容の例 | 分ける目安 |
|---|---|---|
| 提供すること | 対象、対応地域、頼めること | サービスが複数なら分ける |
| 依頼の条件 | 料金の考え方、流れ、納期 | 説明が長ければ専用ページ |
| 判断の材料 | 仕事例、プロフィール | 写真や事例が多ければ分ける |
| 次の行動 | 相談先、返信の目安 | 短ければ同じページでよい |
サービスが一つで説明が短い場合は、縦長の1ページでも構成できます。別ページにするかは見栄えだけで決めず、その情報だけを相手に送る場面があるかも判断材料にします。
3. 機能を「初回に必要」と「後で判断」に分ける
機能ごとに、ないと困る具体的な場面を書きます。「便利そう」だけなら保留にして構いません。事業案内が目的なら、会員登録、サイト内検索、自動チャットまで最初に揃える必要があるとは限りません。
- 問い合わせ:使う連絡手段と、受信を確認する人を決める。
- 予約:空き枠の表示だけか、その場で確定する必要があるかを分ける。
- 更新:何を、誰が、どのくらいの頻度で変えるかを書く。
- 計測:問い合わせ件数など、運営の判断に使う数字を選ぶ。
フォームは見た目ができていても、送信先や受信確認まで完成したとは限りません。AIには「入力欄の作成」と「送信が届く仕組み」を分けて説明してもらいましょう。
4. AIに渡す制作メモを六行で作る
次の項目を埋めると、制作の前提を共有しやすくなります。未定の箇所は、未定と残してください。AIに実績や料金を補完させないことも大切です。
- 対象:どんな人に見てもらうか。
- 目的:見た人に、次に何をしてほしいか。
- 内容:掲載するサービス、条件、仕事例、連絡先。
- 素材:使用できる写真、ロゴ、原稿とその所在。
- 運用:更新担当者、更新頻度、月の費用上限。
- 完成条件:スマートフォンで読める、リンクが動く、問い合わせを受信できる。
「架空の実績やお客様の声を入れない」「公開前に自分が本文を確認する」も追記すると、確認すべき範囲が明確になります。顧客の写真や制作物は、自分が保有していることと公開してよいことを分けて確かめます。
無料で足りる人と、小さく作る方法が向かないケース
事業説明の下書き、構成の検討、手元のブラウザーでの確認は、手持ちの道具で始められる部分です。有料サービスを選ぶ前に、原稿と必要な機能を確定させましょう。すでに使っているAIツールも、追加の利用料金やクレジットが発生する操作は区別します。
一方、予約の重複防止、決済、会員ごとの情報表示などが事業の中心なら、1〜5ページに収めることを優先しない方がよい場合があります。まず既存サービスで必要な業務を満たせるかを確認し、サイト側は案内に絞る方法も比較します。
制作メモができたら、公開方法の選び方へ進めます。費用は運用予算の計算ツールで整理できます。年払いの支出がある場合は、支払う月の金額も別に控えます。
参照した公式資料
2026年10月8日に確認した公式情報と、編集上の整理をもとに作成しています。各サービスの実際の操作検証や、特定サイトの点検は実施していません。アフィリエイトは未登録で、現在の外部リンクは公式サイトへの通常リンクです。